ダイの大冒険原作においては石化して封印され、その強大さの片鱗を見せるのみだった冥界の主、ヴェルザー。
原作ではその戦闘スタイル、真の姿、そのほとんどが謎でしたが、星ドラのダイの大冒険コラボにおいて、まさかの裏ボスとして登場。果たしてその実力はどうなのでしょうか。
事前準備と知っておいた方がいいこと、基本戦術を紹介していきたいと思います。
冥竜王ヴェルザー戦の事前準備

ヴェルザーは様々な属性を使用してきます。全てを対策しようとすると、どうしても痛い攻撃の耐性が穴になる可能性もあるので、絞って対策しておきたいところです。
確実に対策しておきたい属性は、氷系+闇系の息、行動不能、及びマヒ属性の対策。これらのダメージは高く、マヒと行動不能は受けてしまうと圧倒的に不利な状態になってしまうので、必ず対策しておきたいところです。
また、バフスキルを持ち込んでおくと優位に立ちやすくなります。ヴェルザーは通常攻撃で守備力を下降させてくるので、バフで打ち消すことを頭に入れておきましょう。
また、ヴェルザーは単純に「いてつく波動」など、打消し効果を持つ特技を一切使ってこないので、守備力や耐性を上昇させるバフ効果を持っていくと、余裕を持って立ち回れます。
加えて、道中にはキルバーンが登場し、デバフをかけてくるので、このデバフを引き継がないよう、同じく道中に出てくる「カイザードラゴン」で息を整えておきましょう。
冥竜王ヴェルザー戦での攻略方法
ヴェルザーは最初、スキル攻撃を使ってきません。この間は行動不能効果を持つ通常行動の「咆哮」を連発してきますが、行動不能を対策しておけば、ここでバフをかけられるはずです。バフをかけおわったら、攻撃に移りましょう。体力ゲージが緑になるまでは、この行動を繰り返しますので、安心してゲージを削りましょう。
体力ゲージが緑に変化すれば、ここからが本番です。緑ゲージになると、ヴェルザーは「かがやくいき」を発動し、こちら全体に大ダメージを負わせてきます。
その後はスキル攻撃を溜め始め、通常攻撃も尻尾でなぎ払う全体攻撃と守備力ダウンのデバフ付きのかみつく攻撃が追加。スキル攻撃はいずれも強力な全体攻撃なので、体力に自身がないようならしっかりと防御しましょう。
「かがやくいき」は氷ブレス、「世界を包む漆黒」は闇ブレス属性になっているので、対策していなければ攻撃もままなりません。
黄色以降にゲージを削ると発動する「冥竜王のいかずち」にも注意です。
味方全体にディン属性ダメージ+マヒという効果ですが、ここでマヒになってしまうと、以降の攻撃のテンポがずれ、一気に崩れてしまうことがあります。また、黄色ゲージを越すと、通常攻撃が咆哮・なぎ払い・かみつきすべてをしかけてくるようになるので、マヒしている味方が激しい攻撃にさらされてしまうと、すぐに負けてしまうでしょう。
冥竜王のいかずちは、マヒ属性を対策しているのであれば、それほど痛いダメージではないので、余裕があれば追撃をしかけてもかまいません。
注意するのは、最後のゲージです。最後になるとヴェルザーは激怒状態に入り、ステータスを上昇させて一気に畳み掛けてきます。
この際の攻撃力は圧倒的で、生半可な耐久力では一蹴されてしまうでしょう。
なので、やられる前にやるのが基本です。こちらがやられる前に、一気呵成に撃破してしまいましょう。
原作での冥竜王ヴェルザーの活躍は……?

ダイの大冒険終盤、魔界において石化している状態で登場しました。魔界最強のドラゴンで、ダイの大冒険の世界では唯一の知恵あるドラゴンです。
バーンと魔界を二分し、本来ならば、「先に地上を侵攻し終えたほうの軍門に下る」という賭けのもと、地上侵攻をしようとしていました。その際にキルバーンをバーンの部下として派遣、万が一のときはバーンを暗殺するように指示。
しかしながら、いざ地上侵攻へ行こうとしたそのとき、事前にその計画を察知したダイの父親であるバランによって倒されてしまい、計画は頓挫。
不滅の魂によって蘇るはずでしたが、天界に住まう精霊によって石化してしまいます。本編での活躍は石化したまま、バーンと会話をする程度に留まりました。