原作でハドラーの印象が変わったときの装備として登場し、そのかっこうよさから多くの読者の印象に残ったであろうハドラーの姿。それを再現したときの装備が、星ドラのダイの大冒険コラボの一環として登場しました。果たしてその性能はどうなっているのでしょうか。メリット、デメリット共に紹介していきたいと思います。
ハドラーマントの性能評価
ハドラーマントのメリット
備えている2つのスキルがそこそこ有用な点。ターン開始時に体力を回復するスキルと、チャージタイムゲージをターン開始時に最大15%の確率で増やすことの出来るスキルを持っています。特に後者のスキルはかなり有用です。
15%という確率のネックはあるものの、発動さえすればかなり有用で、毎ターン全力で攻撃を叩き込むことが可能になっています。
また、ボスの中にはチャージタイムゲージを減らしてきたりする存在しているので、このスキルを装備していくと実質的な耐性として機能することもあります。
もう1つのスキルである「超魔の生命力」もそれなりに強力で、毎ターンHPを回復してくれます。これは実質的な体力上昇と変わらず、数字上の耐久力よりも高いものだといえます。
ハドラーマントのデメリット
有用なスキルである「あふれる魔力」の発動が確率に支配されてしまっている点。あくまで確率、しかも15%なので、発動しない場合はスキルが1つ少ない状態で戦わざるを得ません。
また、同じ理由で、戦略に組み込みづらい点でもデメリットです。この効果をあてにして戦略を組むと、計算が狂ったり、逆にどうでもいいところで発動してしまったりと、どんなスタイルでこのスキルと付き合おうとしても、どうしても確率がネックになってしまいます。
また、鎧上であるにも関わらず耐性スキルが一切ない点はデメリットです。鎧上は耐性の要になりやすく、それが抜け落ちるということは、どうしても他の装備が縛られてしまいます。そういう意味で、他の装備の自由度が落ちる点もデメリットといえるでしょう。
総じて、攻撃面ではそれなりに強力であるものの、どうしても防御面で不満の残る装備といえるでしょう。他の防具で防御面をカバーできるのであれば、それなりに有用なスキルとなります。
ハドラーマントのスペック
守備力 | Lv1 | Lv25 | Lv50 | |
+37 | +95 | +155 | ||
装備タイプ | からだ上 | |||
レア度 | 星5(☆☆☆☆☆) |

メインスキル | |||
スキル | 超魔の生命力 | ||
最大レベル | 1 | ||
効果 | ターン開始時自分のみのHPを少し回復する | ||
CT | – | ||
ランク | A | ||
分類 | 防具スキル |

メインスキル | |||
スキル | あふれる魔力 | ||
最大レベル | 10 | ||
効果 | ターン開始時5%(15%)でCTが20%たまる | ||
CT | 0 | ||
ランク | A | ||
分類 | 防御スキル |

ハドラーマントの原作での活躍
原作である「ダイの大冒険」では、ハドラーヘルムという防具は登場しません。ダイたちを撃破するため、超魔生物と化したハドラーが身に着けた防具として登場しました。このときから武人気質の好敵手となったハドラーの姿は、読者に強い印象を残しました。ただ、特別な素材で出来ているわけではないらしく、あっさりなくなってしまいます。溢れる魔力はハドラーが持つ魔力の強力さを、超魔の生命力はハドラーが超魔生物になることで手に入れた強力な再生能力を表しているものだと考えられます。